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あるじゃんぶろん

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10月の誕生石「オパール」

他の石にはない、妖しくも美しい色彩の光を放つ「オパール(Opal)」が10月の誕生石です。
「Opal」の名前の由来には数説あり、「色の変化を見る」という意味のギリシャ語「Opallios」から派生した古代ローマの「Opalus」からとされています。また、ギリシャ語の「Opallos」からという説もあり、意味は「幸せを呼ぶ」。見る角度により色の変化を見せる「プレイ・オブ・カラー」という現象は「オパール」独特のもので、“希望と幸運もたらす石”とされてきたそう。
「オパール」は母岩の色によっていくつかの種類に分類されて、様々な色が存在しますが、その中で最も愛され人気が高いものが、黒か濃いグレーが母岩の「ブラックオパール」。レッド・オレンジ・イエロー・ブルー・グリーン・インディゴライト・バイオレットの7つの色斑が万遍なく交じり合っている場合、大変高い評価となりますが、グリーンにブルーまたはブルーにグリーンというパターンが殆どです。母岩の黒い色のおかげで、色が引き立ち鮮やかさが増す「ブラックオパール」は、サファイヤやルビーそしてエメラルドとは違い、色の組み合わせと模様にひとつとして同じものは存在しません。そして、ほかの種類の「オパール」はオーストラリア、メキシコ、ブラジルなどで産出されますが「ブラックオパール」は、ほぼオーストラリアの大地のみ。特に、ニューサウスウェルズ州北部に位置する、ライトニングリッジという鉱山でしか採れません。そのような事から稀少価値の高い「ブラックオパール」ですが、産出量は年々減少傾向にあり、財産としての価値は更に上昇しており珍重される宝石となっています。
ブルーが強かったり弱かったり、オレンジが印象的だったり、幾何学的だったり花のようだったり…。まるで豊かな個性を与えられて誕生した人間のようで見ていると愛おしくなってくる宝石です。

=KS=