穏やかで綺麗な海を思い起こさせてくれる色の宝石「アクアマリン」。その名前の由来は、ラテン語の“水=aqua”と“海=marine”から。伝説によると『海の力が宿るアクアマリン』を身に着けた船乗りの魂には『誰にも負ける事のない勇気が備わり』『嵐の時には、海の神ポセイドンの怒りを静める』力が宿ると信じられて、ヨーロッパの船乗りたちのお守りとして用いられてきました。そんな「アクアマリン」は、鉱物学的にいうとエメラルドと同じ『ベリル(緑柱石)』という種類に属します。主な産地はブラジル、モザンビーク、そしてインドやパキスタンなど。特にブラジルのサンタマリア鉱山と、アフリカのモザンビーク鉱山から採掘された「アクアマリン」は、深いマリンブルーの色が美しく最高級の品質といわれ、それぞれ「サンタマリア」「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれていましたが、今ではどちらも採掘され尽くされて、ほとんどお目にかかれない希少な石となっています。
生命の源である海のパワーを持つ「アクアマリン」。心が疲れた人には慰めを与えて、人と人との調和をさせるパワーもあることから、人間関係のトラブルでストレスを感じている人を助けてくれるパワーストーンとして人気があるそうです。
3月の誕生石「アクアマリン」
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