優しい色彩が豊富な石「トパーズ」が11月の誕生石です。和名を「黄玉(おうぎょく)」というので、一般的に黄色の石を思われがちですが、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーンなどのカラーが存在します。特に価値の高いのは、「インペリアル」=皇帝と名付けられたシェリー酒のような、オレンジ色を帯びた黄色の「トパーズ」。トロンとして、優しく穏やかな気持ちにさせてくれる色です。(右下画像→)
ダイヤモンド、サファイヤ、ルビーに次ぐ硬度を持つ「トパーズ」は聖書にも登場し、多くのの伝承や信仰が存在します。古代エジプト人は太陽神ラーのシンボルとして太陽の宝石と呼び、ギリシャやローマでも太陽神ジュピターに関係があるとされ、太陽神の輝かしい光によってさまざまな色で輝く「トパーズ」には、邪気から身をを守る力があると信じられていたそうです。
いくつかある語源の中で、必ず出てくるのは「捜し求める」という意味のギリシャ語「Topazos」からという説。その由来からでしょう…身に着けていると自分が望むもの、必要なものと出会わせてくれるパワーがあるとか。
悩みや迷いで行き詰っている時、自分の好きな色の「トパーズ」のジュエリーを身に着けたら、明るい光が見えて前に進めるかも知れません。