5月の誕生石は、鮮やかなグリーンが魅力の「エメラルド」。
世界4大宝石にも数えられるほどに歴史が古く、古代エジプトの女王クレオパトラが愛していた石としても有名で、なんと！クレオパトラ自身の「エメラルド」の採掘のために、自分の名前を冠した“クレオパトラ鉱山”を所有していたそう。現在は南米コロンビアとブラジルが主要産地。
クレオパトラの時代のエジプト産「エメラルド」は遠い昔のお話で、今ではエジプトでまったく採掘されていません。
緑色は、目がもっとも疲れにくい色とされ、目を休めるには緑色を見ると良い、と言いますが、古代ローマでも、目が疲れた時にはエメラルドをじっと見つめて癒していたそう。そのようなことから、眼病予防はもちろん『眼力を研ぎ澄ます』と信じられ、持ち主に未来を予見するパワーを与える石として、国王や権力者たちの大切なお守りの石だったようです。
希望や新たな始まりも意味する「エメラルド」は、桜のピンクの初々しさから一ヶ月が経ち、新緑の若葉が芽吹く5月にピッタリですね。